ドイツの大衆紙・ビルドは、シュツットガルトの日本代表FW岡崎慎司にこの夏、移籍の可能性があると報じています。チームマネージャー、フレディ・ボビッチの発言によるもの。

元ネタのビルドの記事はこちらのページです。

JAPANER GLÄNZT IN BRASILIEN (日本人がブラジルで輝く)
Ballert sich Okazaki vom VfB weg? (岡崎がシュツットガルトを退団?)
http://www.bild.de/sport/fussball/vfb-stuttgart/ballert-sich-okazaki-vom-vfb-weg-30925176.bild.html

今回も意訳してみました。あくまでも意訳ですので参考程度に…。
彼はゴールマシンである。しかし残念ながらそれは代表チームだけでのこと。

コンフェデレーションズカップのイタリア戦で3-4で日本が惜敗した試合で、岡崎はトップパフォーマンスを見せた。しかしながら昨シーズンのシュツットガルトでゴールしたのは1度だけで、そのため来シーズンについては不透明である。

2011年の冬に清水エスパルスから自由契約で移籍してきた岡崎は数カ月後にはチームに大きく貢献していた。マネージャーのフレディ・ボビッチは「最初の1年半はとても良くやっていました。我々をたくさん助けてくれました。昨シーズンも彼は良かったのですが、得点率はそれに見合いませんでした。」と語っている。

さらにボビッチは「もしかすると事態が動くかもしれません」と語る。岡崎の契約は後1年残っているが、イングランドやドイツのクラブ興味を示していると言われている。「シンジは昨シーズンも我々といつもたくさんの汗を流していましたが、最終的には少ししか結果が出なかった。」

来シーズン、岡崎が新しいクラブでプレーしている可能性は十分にある。  

そもそも岡崎の移籍については周知の通りすったもんだがあり、未だに納得していない清水サポーターが少なくないことも事実です。
岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯について(清水公式)
 
岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯について(補足説明)(清水公式)
つまり契約期間が1日重複していたことで、本来であれば自由移籍(0円移籍)は認められず、少なからず移籍金が発生するはずであること。また、事前通告無しの移籍交渉(清水だけが蚊帳の外)が行われていたことが問題となっています。しかし、この件についてはその後の続報がなくウヤムヤな状態に。

その中で降って湧いてきた今回の岡崎の移籍話。岡崎がイタリア戦で活躍したこのタイミングでクラブ側から出てきた報道だけに、個人的にはシュツットガルトは案外そのつもりなんじゃないかと思いますが…。そうなると、上述の問題解決は更に遠のきそうです。

尚、香川がドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドに移籍した時に話題になった「連帯貢献金」。これは23歳まで在籍していたクラブに受け取る権利がありますが、岡崎が移籍した2011年1月には既に24歳になっていたため、今回移籍したとしても清水には受け取る権利はないと思われます。


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